自然の恩恵への感謝、酒造りを営めることへの感謝、
そしてお客様への感謝の気持ち(心)が込められています。
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黒龍酒造は福井県吉田郡永平寺町にあり文化元年(1803)創業の歴史をもつ蔵で二千数百石の酒を醸しています。 昭和50年より大吟醸をいち早く商品化した、いわば現在の大吟醸がお手軽に皆様に飲んで頂けるのも、「黒龍」のリードがあっての事だと言っても過言ではありません。 品格のある鮮烈な香りと、繊細であるがけっしてくずれることのない安定した味わいの銘酒。 この蔵の良さは、入手困難な高額商品のみならず、すべての商品の酒質に安定性があり酒蔵の卓越した技術力を感じさせられる事である。 一度飲めば心に残る酒である事を目指して更なる努力をしている当店のお薦めであり、人気商品である福井の銘酒です。地元福井をリードする立場にある蔵元のひとつ。
ここ黒龍酒造の社長はしっかりとした自分のポリシーを持ち、それに突き進むタイプです。酒質にもしっかりした芯があり、華やかさの中に力強さとボリュームを感じさせます。あのキレの良さは社長の白黒はっきりさせる性格からきてるのかも知れません?。
詳しくは黒龍酒造HPをご覧下さい http://www.kokuryu.co.jp
黒龍のポリシー
「味わう」という一瞬に、知恵を絞る。
かたくななまでに、こだわり続けるという奇跡。
酒の道があるとすれば、黒龍という道を通いたい。
常に先端であり続けることが、伝統を維持している。
すべての自然を見方につける。それが黒龍の魅力。
■原料にこだわる
良質の米、そして水。使用される酒米は、福井県産五百万石と兵庫県産山田錦の二種。契約農家の手により丹念に作られています。「仕込み水室」には200年の間、黒龍を育んできた白山山系を水源とする地下水が汲み上げれれています。吟醸造りにより適した軟水で、地下約80メートルより汲み上げ、仕込みに使用されています。その水は限りなく透明な、淡い青色です。
■蒸米造り(職人の勘)
米糠を洗い流し、水分を補給「浸漬(しんせき)」。米種、入荷日、精米具合、産地やその日の気温など酒米の状態に合わせ、最適な水分を吸わせて、良い蒸米を作るためには長年の経験や様々な実験が必要となり、秒単位の判断が求められる。吸水がうまくいかないと上質な蒸米は出来ず、旨い日本酒にはなり得ない。
■眠らない麹室(職人の苦労)
麹造りは最も重要な工程である。蒸米を「麹」にするために菌の胞子を振りかけていく。この時吟醸造りでは、なるべく薄く均一に胞子をまくのが良いとされ、その繊細さは「米粒一つにつき胞子一粒を付ける」といわれるほど。さらに手作業で蒸米をまぜ、胞子の付を良くする。それから麹ができあがるまでの約3日間、作業は深夜にまで及ぶ。
■神様(風習)
酒母を造る酒母室には神棚が設けられ、龍翔蔵建設時に祀られたものと、創業以来200年祀られ続けたものが並び、黒龍の酒造りを見守り続けている。
■新酒(風習)
一番初めに味見をするのは、蔵元でも杜氏でも搾りの責任者「槽長」でもない。滾々(こんこん)と搾られた新酒はまず、創業以来酒造りを見守る神棚へと供えられる。この日の行事の後、蔵元当主への利き猪口に汲んだ酒を届け、やっと蔵人たちが酒の出来を見るという。
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